鹿児島県議会議員 山口おさむ公式ホームページ [議会発言集]
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平成16年第4回定例会(第5日目) 2004.12.08
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1 知事の政治姿勢について
1 かごしま活力ある高校づくり計画について
   @ 高等学校の統廃合のあり方について
   A 野田女子高等学校の男女共学化について
1 特定離島の振興について
   @ 畜産振興について
   A 交通安全教室の開催について
1 鹿児島みなと資料館(仮称)の設置について
1 行政視察を省みて
   @ 大馬越小学校について
1 行政視察を省みて
◯山口 修君
  五番目に、行政視察を省みてでございますが、大馬越小学校の国語教育といいますか、学習状況を見てまいりましたので、御報告とまた教育長のお考えを伺いたいというふうに思います。
  十一月の県内行政視察で、薩摩川内市入来町浦之名の大馬越小学校の視察に参加いたしました。県教育委員会は、「あしたをひらく心豊かな人づくり」を基本目標にして、学校、家庭、地域の協力で、この目標に向かって研さん、努力されているところでございます。その具体的方針の一つに、学校教育の充実が掲げられています。教職員の人事管理と資質向上の項では教育研究の充実、特色ある学校づくりでは、僻地・小規模校教育の充実も課題の一つになっています。
  今回の大馬越小学校の視察におきまして、教職員の皆さんの教育研究の充実、そしてまた、僻地・小規模校教育の充実の二項目が、車の両輪のごとくうまくかみ合っていることを実感いたしましたので、その内容を私なりに反すうし、報告しまして、教育長のお考えを伺いたいと思います。
  まず、大馬越小学校は複式学級でございます。三クラス、児童数二十八名の小規模校でありました。キャッチフレーズは「汗と読書とあいさつで、心の光る大馬越小学校」でございました。「汗の教育」、「読書目標」、「あいさつの教育」を柱にされており、基礎学力対策としては、読む・書く・計算・表現力の向上に取り組まれ、校長先生以下九名の教職員の皆さんが頑張っておられます。
  学校長の概要説明のあと授業見学、そして私は同僚の藤崎議員と五年生・六年生のクラスで児童の皆さんと一緒に給食をとりました。座った途端に、「おじさん、あいさつをしてください」と一発やられまして、「申しわけありませんでした」ということで、まず自己紹介をいたしました。みんなはきはきとして明るく、気持ちのよい子供さんたちで、大変楽しい給食の時間を過ごさせていただきました。
  一段落しましてから、学級担任の平先生が子供たちの日記を見せてくれました。先生が、楽しい日記を読みたい、子供たちの変わりようが見える日記を読みたい、そしてさらに子供が楽しんで書いた日記を読みたい、そう考えて指導されているということでございました。低学年のころからテーマのつけ方、会話文の使い方などを指導され、高学年になってから、比喩とか擬人化のおもしろさも指導されてきたとのことでございます。
  読ませていただいた子供たちの日記は、本音が素直につづられています。今どきの子供はとよく言われますけれども、随分と立派な文章を書くものだというふうに、正直に思い驚きました。その中の一作、六年生の井上康平君の「どっきりしましょ!」を紹介いたします。
  「僕は、ふと思いました。ああ。どっきりしたいなあって。そこでです、先生。今日の一時間目にどっきりしましょ!それは、先生がもう、今日は授業はせんと、おこって教室を出ていきます。二、三分たってもどってくるのです。この計画を実行するか、どうかは先生しだいです。
  あっ、そうそう、この日記に書くことではないけど、ぼく八月に転校します。最後のページに、新しい住所を書いているので見てください。そして、お手紙ください」
  先生の指導によって、こんなことをしたらどっきりするだろうなとの思いが、よく表現されています。最後の「ぼく八月に転校します」も実はどっきりの続きになっていました。うそでした。しかし、担任の先生は、そういう子供さんとの心の通うやりとりのこの日記を、非常に大事にしておるようでございます。
  以前、昨年の常任委員会だったと思いますけれども、国語について、「国語力の向上は読解力の向上につながり、そのことは全学科の学力向上を初め、人間的な成長も促す学科」だとの意見を述べたことがありました。まさにその国語力を目の当たりにした思いです。先生方の御努力と工夫が生徒に通じれば、生徒は竹のように真っすぐ素直に育つことを、この脳裏に焼きつけたところでございます。
  教育長は、このように各地域、各学校で国語力向上のためにいろいろと工夫されて、実践されておられる先生方の御努力を、どのように掌握されていらっしゃいますか。そして評価され、今後どのように国語の教育に生かされていかれるのか、お伺いいたします。
◯教育長(福元 紘君)
  国語力向上の取り組みについてでございますが、学力の基盤としての国語力の向上を図るためには、物事を理解し深く考える力や、自分の考えを表現する力、他人の言葉や思いを理解し共感する力などを育成していくことが重要であると考えております。このため、各学校におきましては、国語の学習指導の充実はもとより、児童生徒の日記や生活記録の継続的な指導、全校一斉による読書活動、少年少女かわなべ青の俳句大会を初め各種の作文コンクール等への積極的な応募など、各教師や学校がそれぞれ創意工夫しながらさまざまな取り組みを行っております。このような取り組みによりまして、相手や目的、場面に応じて適切に表現したり、正確に理解したりする力が向上するなどの成果が上がってきております。また県教委では、小・中学校七校を国語力向上モデル事業として指定しまして、その成果を県内に普及することとしております。今後とも児童生徒の確かな国語力の向上に努めてまいりたいと考えております。
◯山口 修君
 最後になりましたけれども、大馬越小学校六年生井上康平君から、お手紙をいただきました。「お手紙ありがとうございました。あの愛の日記をほしいだなんてもうぼくは、うれしくてたまりません。ぼくは、これからも愛の日記を、書いて、書いて書きまくりますので応援おねがいします!最後になりますが、愛の三つの心得をもう一度教えましょう。その一女性を好きになること その二親を大切にすること その三友達を大切にすること、それではありがとうございました。さようなら。大馬越小六年井上康平」
  実は心の通う日記と申し上げましたけれども、本当の題は「愛の日記」ということで、先生と生徒さんがいわゆる交換日記じゃないですけど、これをやりとりして子供の心を先生がつかみ、先生の心を子供がつかむと、大変立派な教育をなさっていました。そういうことで感激したところでございます。
  時間もなくなりました。これをもちまして、私の質問といたします。ありがとうございました。
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※上記文書は県議会ホームページの会議録より抜粋いたしました。
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