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◯山口 修君 |
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次に、かごしま活力ある高校づくり計画についてお尋ねしてまいります。
一点目は、高等学校の統廃合のあり方についてでございます。
県教育委員会は、新しい時代に対応して公立高等学校改革のあり方について、長期的・全県的な視点に立って「かごしま活力ある高校づくり計画」を発表されました。早速、平成十五年度には笠沙高校の廃止を提案、平成十六年度には宮之城高校、宮之城農業高校を統合して薩摩中央高校の開校、同じく阿久根高校、阿久根農業高校、長島高校を統合して鶴翔高校の開校を発表、計画にのっとり統合と開校を展開しているところでございます。
さらに、平成十七年度計画として種子島高校、種子島実業高校の統合廃止、徳之島高校、徳之島農業高校の統合廃止が提案され、現在、地域協議会を開催して教育委員会と協議中でございます。
「かごしま活力ある高校づくり計画」は、平成十六年度を初年度にして平成二十二年度までの計画でございます。現在の公立高校八十二校を六十五校程度に統合廃止するとしております。統合廃止の提案は、対象地域、対象高校を各年度ごとに発表する形で行われており、対象地域の関係者は、突然降ってわいたような統廃合の話に初期対応も十分できず、不満が噴出しております。
高等学校の統廃合は、急激な生徒減少から九州各県はもとより、全国の都道府県でも取り組まれており、避けては通れない現実的な事案でございます。当該地域の高等教育と文化とスポーツの母体といえる高等学校がなくなるという、これまで経験したことのない事案であることから、慎重な取り組みと、関係者に十分配慮された日程が求められるのであります。
他県にありましては、統合廃止期間を前期あるいは後期に分けて、早い段階で対象地域、対象校名を明らかにする方式をとっている県もございます。対象地域となった皆さんからは、鹿児島県がとっている単年度個別発表方式をやめて、三カ年計画、あるいは四カ年計画とかの一定の期間の形で発表する方式に変更してもらいたいとの意見を多く聞くところでございます。
今回示されました平成十七年度実施計画再編整備案の対象校となった種子島・徳之島地域の理由として、「両地域とも受験倍率・充足率とも県内一、二の低さであり、今後も生徒減少が大きく、教育水準の維持・向上を図るために、早急な再編整備が必要である」とされております。ということは、当然のこととして教育委員会には、第三位、第四位の対象地域が明確にお手元にあるわけでございます。
私はこれまでの単年度発表の方式から、統合廃止の対象地域の皆さんが心に余裕を持って対処するために、一括提案方式か、二区分提案方式とかに変更することが、地域サービスに配慮した、よりよい提案協議方式ではないかとの考えに至りました。これまで取り組んできた阿久根地域、宮之城地域の経過の報告と、現在取り組んでいます種子島地区、徳之島地区の現状を報告していただいた上で、提案方式の変更はできないものか、教育長にお伺いいたします。
次に、野田女子高等学校の男女共学化についてでございます。
出水郡野田町にあります鹿児島県立野田女子高等学校は、県立の高等学校で、唯一「女子」の名称がついている高等学校でございます。野田女子高等学校は、昭和二十三年鹿児島県西長島高等学校分校として開校、昭和二十四年鹿児島県野田高等学校と改称、昭和四十一年に現在の鹿児島県立野田女子高等学校と改称し、今日に至っております。学科は、生活文化科、食物科、衛生看護科、そして専攻科を設置してあります。教育方針には、「女らしく 誇らしく 伸びやかに」を掲げ、時代の進展に対応できる、豊かな人間性を備えた有能な人材の育成を目指した教育を推進するとしてございます。
数ある九州・沖縄八県の県立高等学校の中で、学校名に「女子」の名称がついているのは、この野田女子高等学校だけでございます。県立奄美高等学校には、野田女子高等学校と同じ衛生看護科がございますが、在籍生徒九十五名でございます。その中に男子の生徒が十三名学んでいらっしゃいます。これが奄美女子高等学校でしたら、男子十三名の皆さんは入学ができないわけでございます。本土にある県立の衛生看護科は野田女子高等学校だけでありますから、学校名から「女子」を外すことで、看護師を目指す男子生徒の皆さんの入学希望も出てくることは間違いございません。
教育基本法の「男女共学」の第五条には、「男女は互いに敬重し、協力し合わなければならないのであって、教育上、男女の共学は、認めなければならない」とされています。また鹿児島県の高等学校の目的の第一条には、「鹿児島県の設置する高等学校は、教育基本法、学校教育法、その他教育に関する法令に則り、高等普通教育および専門教育を施すことを目的とする」とあります。
この条文の精神からしまして、女子高等学校という校名を直ちに改正していただきまして、男子生徒の入学できる高等学校、男女共学になる高等学校の手続を行うことが、法と県条例の精神にのっとるものと考えます。機は熟しました。教育長のお考えをお伺いいたします。 |
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◯教育長(福元 紘君) |
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かごしま活力ある高校づくりについてでございますが、まず一点に宮之城地域と阿久根・長島地域におきましては、昨年十一月、地域関係者に再編整備の実施計画案を御説明し、その後、地元説明会等におきまして地域の方々の御意見をお聞きしながら、去る二月、実施計画を策定しました。現在、薩摩中央高校と鶴翔高校では、地域の皆さんと一緒になりまして、来年四月の開校に向けて準備を進めているところでございます。
平成十七年度の再編整備に係る実施計画の策定に当たりましては、ことしの三月以降、小規模校のある市や町の関係者等への教育事情調査及び十二地区、十三会場での募集定員説明会等におきまして意見聴取、意見交換を行った上で、去る九月、北種子島地域と徳之島地域において再編整備について御説明し、現在実施計画案づくりに向けて、地域の協議会と新設高校のあり方等について話し合いを進めているところでございます。
また、かごしま活力ある高校づくり計画では、一学年三学級以下の小規模校を再編整備することとしておりまして、年度ごとに策定する実施計画の中で再編整備対象校を発表することとしております。御指摘のような御意見があることは、私も承知しておりまして、実施計画の策定に当たりましては、今後とも地域の方々の御意見を十分お聞しますとともに、県教委としての考え方も十分説明しながら理解を求めてまいりたいと考えております。
野田女子高校は、これまで女子校として独自の校風や歴史を築きながら、多くの実績を上げてきており、地域に深く根差すとともに、広く県民に定着していると考えております。昨年十月に策定しましたかごしま活力ある高校づくり計画の基本計画では、一学年三学級以下の小規模校の再編整備のほかに、特色ある学校づくりを大きな柱の一つとしております。これに基づきまして、現在、既存の学校・学科の充実、活性化に努めているところでございまして、野田女子高校のあり方についても、その中で今後検討してまいりたいと考えております。 |
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◯山口 修君 |
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それから、かごしま活力ある高校づくりでございますけれども、現状どおり粛々と進めていくということでございます。半島地域、あるいは離島地域の高校がターゲットになってまいります。ある面で生徒の減少率が一番大きいわけですから、数字的には残念ながらやむを得ないところかも知れません。しかし、もっともっと目を開いて統合あるいは廃止のことを考えていきますと、大きなエリアの地区にも早々に話を進めたらいいところもあるのではないかなというふうに思っております。均衡ある発展をしていくためには、教育のバランスも必要ではないかなというふうに思います。そういう立場で統廃合、高校づくりに取り組んでもらいたいと思います。
野田女子高等学校の男女共学化についてでありますが、当分しないというふうに私は受け取りましたけれども、昨年十五年六月、第二回の県議会におきまして陳情が出ております。内容的には一緒でありましたけれども、いわゆる当時のジェンダー的な部分も含めた陳情であったということもありまして、不採択になっております。幸いに私は継続審議という方で挙手しましたけれども、否決をされました。それ以降、一年かけて九州に一校しかない女子校であるということまで勉強したわけでございます。ある面では男性が入りたいというところを門戸を閉めているわけですから、男子差別の現状があるというふうに言わざるを得ません。
これからは高齢化社会が進み、看護師といえども女性だけではやっていけません。認知症というようになるそうですけれども、体が動けない皆さんを抱えたり運んだりされるのは、男性の看護師さんの方がより適正があるんではないかなというふうに思います。そういう意味で、早い機会にこの看護の方に男子が入学できるように措置をお願いしたいというふうに思います。 |
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