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◯山口 修君 |
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おはようございます。
発言の機会を与えていただきました。各同僚議員の皆様に心から御礼申し上げます。
質問に入る前に、二、三、六月議会以降の私自身の経過も含めまして、質問に入りたいと思いますので、御了解いただきたいと思います。
多くの議員の皆様が新潟県の中越地震について哀悼の意を表し、罹災された皆様への復興の気持ちを厚く申し述べておられますけれども、私も同じ気持ちでお亡くなりになられました皆様に哀悼の意を表して、そして罹災された皆様の一日も早い復興を祈念するものでございます。
実は十一月二日、鹿児島市のおはら祭りの前夜祭に、私の趣味の仲間と踊りは下手ですけれども、参加させていただきました。仲間の一人が、「新潟県の中越地震の募金活動をしたらどうだろうか」という意見がございまして、「お祭りの日に募金するのはどうかな」という意見もありましたけれども、思い切ってやってみようということで、急遽、「新潟県中越地震募金活動中」というのぼり一本、そして募金をいただく箱を二つつくって、二時間踊り連の中で旗を持って粛々と募金のお願いをいたしました。鹿児島の皆さんの心の厚いこと、そして罹災された、あるいはお亡くなりになられた皆さんへの思う気持ち、わずか二時間の踊りの中で、大変に重いお金をいただきました。
その中で、「あんたたちは、本当に募金にするの」という言葉もございまして、私の名刺を証明がわりにお渡ししまして了解をいただきました。十一月四日に地元新聞社にお持ちしました。当然お金は数えてございません。十一月六日の朝刊に、サークル名は「鹿児島うらら会」でございますが、実に七万九千七百七十一円の募金が集まりました。本当に感謝申し上げたいというふうに思います。こういう罹災した皆さんの気持ちを思う県民の心があれば、ますます県政は厳しい中ですけれども、安泰といいますか、しっかりやっていけるんじゃないかなというふうに思った次第でございます。
いま一つは、六月議会でお願いをしましたけれども、樹齢三千年の屋久杉の行方でございます。JR鹿児島支社の皆さんの御努力によりまして、鹿児島中央駅西口の春苑堂の横の屋内広場に、この十二月十一日、屋久島が世界自然遺産に指定された日に除幕式がとり行われることになっております。これは太陽国体を記念して、当時の国鉄が西鹿児島―大阪間に「急行屋久島号」を走らせて、その当時の屋久島の町長さん、あるいは議会の皆さんが、まだ絶海の孤島と言われたころの屋久島、これを全国区にしたという感謝の気持ちで、この屋久杉を贈呈したやに聞いております。高さは四メーター五十、直径は二メーター、中は一メーターの空洞になっていますけれども、重さは四・一トンというふうに聞いております。これがあの西口の春苑堂の横の広場に天井をぶち抜いて飾られるようでございます。周囲には八角形の屋久杉でできたいすを置いて、まさに三千年前の、いや、それ以上の太古のこうごうとしたこの杉にさわれるという置物になるようでございます。JRさんは屋久島にホテルをつくるような計画があるようですけれども、多分に西口におりてこられた団体客の皆さんは、あの屋久杉を見られて、「よし、屋久島に行ってみよう」という大変な効果があるんではないかなというふうに思っております。
その間、商工観光労働部そして林業活性化委員会の柴立会長にもいろいろと御指導、御協力いただきました。この場を借りまして御礼申し上げたいというふうに思います。JRの皆さん、大変ありがとうございました。
それでは、早速質問の通告に従いまして、質問を続けてまいります。
最初に、知事の政治姿勢についてでございます。
伊藤知事が知事に就任されまして、はや四カ月が過ぎました。この間、すばやい動きで、間髪入れない即断即決の政治は、県民の皆さんにわかりやすい県政になったと大変好評でございます。私の友人のあいさつ言葉は「県議、伊藤知事はどうですか」、「伊藤知事は、ようやってるな」との言葉であいさつが始まります。私は、「公約のマニフェストどおり、これまでの経験を生かされて、順調なスタートですよ」と自信を持って答える日々でございます。
県内景気が大変厳しい状況にある中で、知事の「守ろうふるさと 変えようかごしま」のスローガンだけが輝いているように見えるのは私だけでしょうか。この四カ月の間に「一〇〇人委員会」、「県政刷新大綱策定委員会」、「県立病院事業在り方検討委員会」、「マリンポート在り方検討委員会」など、県内外から委員の公募を行い、県民の注目を集めながら、新しい手法で当面する重要課題に真正面から取り組む姿勢は、各界各層から好感をもって迎えられていると思います。
今後、提案されてくる主要な議案は、その諮問機関の審議結果、さらには各種委員会の答申を基本にして作成されることになります。これは、県民の賛意の声であり、議会としては無視ができません。知事が県民から選ばれた大統領的な権限を持つ選良であるならば、県議会を構成する議員もまた、県民から選ばれた選良でございます。いわゆる二元の民主主義がここに存在しているわけでございます。
これまで県議会は、各会派そして議員の良識を持って、議員の集めた情報と経験則に基づく発議が、本会議場あるいは各委員会において、大いに火花を散らしたこともございましたが、これからはこの伊藤流の形がさらに白熱した、新しい県議会を生んでいくのではないかというふうに思う一人でございます。
そこで、お尋ねいたします。現在実行中の二十一世紀新かごしま総合計画の第二期実施計画のあり方についてでございます。既に知事は、県民の皆様に対し、県財政の危機的状況について、「このままでは、ここ一ないし二年の間に基金は枯渇し、財政再建団体になる危機的状況にある」との県民の皆様へのメッセージを発表されました。
平成十六年度末には、「変えようかごしまプラン」を策定し、平成十七年度当初予算編成において、この大綱の趣旨を踏まえた行財政構造改革に取り組み、これまで以上に踏み込んだ歳入歳出両面にわたる徹底した見直しを行い、財政再建団体への転落を回避することに全力を尽くすとされたところでございます。
そこで、知事のこの改革路線に立ちはだかるのが、この二十一世紀新かごしま総合計画の存在であります。県の財政、国の財政の現状は、この二十一世紀新かごしま総合計画第二期計画を実施するような財政状況にないと皆さん、一致するところでございます。
県民の皆様に緊急メッセージを発表されて、県の危機的状況を訴えたのでありますから、二十一世紀新かごしま総合計画の凍結、あるいはまた棚上げを決することが、知事の県政推進の基本的な考え方の巻頭を飾ってあります第一項「変える・かごしま―大胆改革宣言」ではないかと思うのであります。二十一世紀新かごしま総合計画を、今後どのように位置づけされて県政を運営なされるのか、お伺いいたします。
二点目は、鹿児島空港のビルディング人事についてでございます。
この件ついては、過日、堀之内議員の方で質問がございましたけれども、私のお会いする多くの皆さんが「理解できない」、「納得できない」、「おかしい」という声が多うございますので、あえてお聞きいたします。さわやかに県政刷新に取り組まれている知事の唯一のミステイクについて、その考えをただしておきたいというふうに私は思うのであります。
それは、大方の皆さんが驚きとともに怒りを覚えている鹿児島空港ビルディング株式会社の社長交代劇でございます。前知事が新社長に就任することは、県民のすべての皆さんが、そして本会議場にいらっしゃる多くの議員の皆さんも予想だにしなかったことではないかというふうに思います。
今、鹿児島県政が財政再建団体に転落しないように、必死になって取り組む一つの要因をつくられたのは、前知事の責任によるところも大でありますし、多くの議案に賛成した私もその原因の一人でないかと反省をしております。その財政再建のために、給与のカット、諸手当の見直しなど、身を切る思いをしながら徹宵交渉、徹夜で交渉をされてきた県職員労働組合を初め、多くの関係者は言うに言えない歯がゆい思いをされていると思います。
前知事は、昨年の第四回県議会定例会の自民党県議団の代表質問に対しまして、「任期の七月までは、県勢のさらなる発展のため、全力を傾注してまいりますけれども、その後は、一県民として県勢の弥栄を祈念してまいりたいと考えています」と答弁なされました。この七月には、議長主催のお別れ会、八月には県民感謝の集いも開かれ、これまでにない最大の賛辞をもって、惜しまれながら男の花道を去っていかれたのであります。
今、県政が置かれている諸般の事情からして、鹿児島空港ビルディング株式会社の取締役会から強く要請されたとはいえ、伊藤知事は何を根拠に決断されたのか、どう考えても私の頭脳では答えが見つからないわけでございます。
マニフェストで県民の皆さんに約束された「しがらみのない県政」は、どうなったのでしょうか。議会の行財政改革特別委員会、決算特別委員会におきまして、県が関係する外郭団体の高齢な会長、理事長の実態が厳しく指摘されている矢先の出来事でございます。
また、これまでの慣例からしますと、知事は、来年の六月の鹿児島空港ビルディング株式会社の株主総会において、取締役に就任されることになります。あくまでもこれまでの慣例です。前知事は社長で、現職の知事は平取締役となるかわかりませんけれども、取締役となる光景は、どう考えましても私にはしっくりこないわけでございます。知事、県民の皆さんが理解できる言葉をもって、御説明をお願いいたします。 |
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◯知事(伊藤祐一郎君) |
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二十一世紀新かごしま総合計画の位置づけについてのお尋ねがありました。二十一世紀新かごしま総合計画は長期的展望に立ちまして、本県が目指すべき将来の目標を明らかにいたしますとともに、その実現に向けた展開方策を示したものであります。現下の厳しい財政状況を踏まえますと、計画に盛り込まれた個別の施策・事業の実施につきましては、毎年度の予算編成等を通じまして、事業実施期間の調整など弾力的な対応が求められるものが出てくるものと思われますが、県政改革の骨子としてお示しいたしましたマニフェストと、同計画との間に基本的に内容的な不突合はないものと理解しておりまして、現時点では同計画を凍結あるいは見直す必要はないものと考えております。私といたしましては、「力みなぎる・かごしま」をつくりますために、財政の再建を初め当面する県政の諸問題の解決に向けて、今後とも全力を挙げて取り組んでまいる決意でありますので、県議会や県民の皆様方の一層の御理解、御協力をお願いしたいと考えております。
鹿児島空港ビルディングは、県や航空会社等民間企業が出資する株式会社でありまして、同社の代表取締役は定款に基づきまして、取締役会の決議により選任することとなっております。本年十一月十七日に開催された取締役会におきまして、前社長が代表取締役社長を辞任されたことに伴い、次期社長として適任の人材を直ちに選任することが困難でありましたことから、緊急避難的に、これまで鹿児島空港の発展・育成に尽力されてこられました同社の取締役である須賀前知事に、お願いすることになったものと承知いたしております。新社長のもとで空港ビルの円滑な運営が行われ、南九州の空の交通の拠点機能を担う鹿児島空港が、さらに発展することを期待いたしております。 |
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◯山口 修君 |
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総務省にいらっしゃった関係か、つぼもコツも何でも知っとるもんですから、さわやかに聞こえますが、全然回答になってない部分もあったかなというふうに思いますが、要は、私が思うのは、伊藤県政の羅針盤を早く示してもらいたいなということでございます。新しい鹿児島、県民の皆さんの進むべき道、道しるべをいち早く伊藤祐一郎の考えで発してほしいという思いで発言をいたしました。しかし、これからはさきの質問にもありましたように、諮問機関といえば聞こえはいいですけど、何でもかんでもアウトソーシングといってしまえば終わりですが、そんな雰囲気がにおってまいります。ある面では議会の軽視と言いますか、そういう部分もあるのではないかなというふうに思います。我々も同僚議員、あるいは会派ごとありますけれども、大いに研さんをして、伊藤流におくれないように、特に無所属は小さいですので、周回おくれにならないように頑張ってまいりたいというふうに思っております。
それから、鹿児島空港の人事でございますけれども、やっぱり理解ができません。「緊急避難的」という言葉を、堀之内議員の質問でもお使いになられましたけれども、緊急避難的なところの中に本当の答えがあるんではないかなというふうに思っています。そして前知事は、「新幹線が福岡までつながり、そうなると大阪行きの新幹線の乗客がふえて、鹿児島空港の大阪路線が厳しくなる」というような発言が、地元紙にございました。一生懸命新幹線をつくってこられた前知事が、らしくないコメントをされているのは少々私、気に食いませんでしたけれども、そういうことで鹿児島空港の運営をしていきますと、先々取締役になられるであろう伊藤知事の県政にも、大きな影を落とす部分があるのではないかと危惧するわけでございます。 |
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