鹿児島県議会議員 山口おさむ公式ホームページ [議会発言集]
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平成16年第2回定例会(第4日目) 2004.06.09
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1 知事の県庁奉職55年を振り返って
   @ 県職員教育と人事について
1 樹齢三千年の屋久杉はどこに?
   @ 蘇れ旧西鹿児島駅前の屋久杉
1 県立4年制大学について
   @ 新かごしま総合計画第1期実施計画における検討結果について
1 鹿児島県森林環境税条例制定の件について
   @ 環境の森林整備事業の経過について
   A 森林環境税条例について
   B 緑の募金との関係について
1 鹿児島港本港区,新港区の現状について
   @ 鹿児島港本港区の整備状況について
   A 北埠頭桜橋下の鉄条網について
1 中国帰国者等援護事業について
1 鹿児島港本港区,新港区の現状について
◯山口 修君
  次に、鹿児島港本港区、新港区の現状についてであります。
  鹿児島本港区の整備状況につきましては、本港区の整備事業、一九八六年から埋立工事に着手され、小川埠頭岸壁工事に始まり、北埠頭が一九九二年、南埠頭が一九九七年に埋立工事がそれぞれ竣工しております。奄美・種子屋久航路、三島・十島航路の待合所も完成し、供用されているところでございます。
  残された工事は、平成十七年度の完成を目指しております種子・屋久航路の高速船待合所のみになっております。この高速船待合所の完成と時同じくして、鹿児島港港湾計画は、当初計画のとおり平成十七年度に二十三年の歳月をかけて完結することになっております。
  平成十五年度までに執行された予算総額は約八百億円と聞きます。この八百億円もの投資を行ったにもかかわらず、奄美航路の北埠頭移転集約は、旅客船協会といいますか、関係者との交渉がうまくいっておりません。その原因の一つに、操船上の安全の問題があるというふうにも聞きますし、二つには、狭隘な野積み場、さらには野積み場の使用料金の問題などを聞くところでございます。これらの未解決事項をどのように解決されていくのでありましょうか。まずは、これまでの交渉経過と、鹿児島港港湾計画の終了年度であります平成十七年度までに、奄美航路が移転終了と果たしてなれるのかお尋ねいたします。
  次に、新港区の港湾管理についてお尋ねいたします。
  使用不能と思える野積みされた壊れたコンテナ群、景観上好ましく思えません。これらのコンテナを含めて、北埠頭の野積み用地が狭いというふうに言われているのではと疑われても仕方がない状況にございます。どうなっているのでしょうか。
  さらに、野積みされたコンテナ群の囲いの中で、日常的に行われている違法なごみ焼却作業の実態を把握されているのでしょうか、お答えください。
  次に、北埠頭の桜橋下ボードウォークの、ホームレス者の対策についてお尋ねいたします。
  ここにホームレス者が住み着いたことから、不法占拠とでもいいましょうか、その対策のために鉄条網が張られたわけでございます。
  平成十五年に総務庁が行ったホームレス調査では、全国のホームレス者二万五千二百九十六名、鹿児島県八十名、鹿児島市内六十四名という調査結果が発表されております。平成十三年度の調査からしますと、全国で千二百六名、鹿児島県で十六名が増加しております。鹿児島本港区では、かって北埠頭のボーディングブリッジ周辺にもいたことがございました。現在、桜橋下にホームレスの方が生活をなさっておられます。
  ホームレスの方が、路上生活者になったその大きな理由は、会社の倒産・失業、病気・けが等で仕事ができなくなった、さらに、仕事が減って家賃が払えなくなってホームレスになったというふうな理由が主であります。ホームレス者が困ること・つらいことは、食べ物が十分にないのでつらい、寝る場所を探すのに苦労している、寒さをしのげずつらい、入浴・洗濯などができなくて困るなどが出されております。だれも好きこのんでこの路上生活を始めたわけではございません。長引く不況から失業・リストラに遭い、やむを得ず路上生活を余儀なくされているのであります。ホームレス者の非常な姿は政治の貧困の結果かもしれません。
  このような現実があるにもかかわらず、残念ながら鹿児島県には路上生活者を一時的に保護する施設がないのであります。ゆえに、違法とわかっていても公園とか橋の下で暮らさざるを得ないわけでございます。この鉄条網を張るに当たって、関係する福祉事務所あるいは関係する自治体と十分連絡をとられて措置をされるのが、思いやりのある須賀県政だと考えますが、どのような手順を踏まれて対応されたのかお尋ねいたします。
  なお、同様にして、公園、港湾、橋下等にもホームレス者が路上・野宿生活をしておられるのか。おられたら、どのような対応・措置をなされているのかもお尋ねいたします。
◯土木部長(加藤憲一君)
  離島航路の移転集約問題への取り組みにつきましては、昭和五十七年港湾計画に位置づけられまして、着実に進めてきたところでございます。その間、平成五年に北埠頭、平成九年に南埠頭が完成いたしまして、現在、北埠頭で喜界航路と高速船、南埠頭で種子・屋久航路、新港埠頭で奄美・沖縄航路が利用されている状況でございます。
  航路の移転集約を進めますためには、南埠頭基部に高速船ターミナルの整備が必要でありまして、このため、平成十五年度からターミナル等の設計に着手いたしまして、平成十七年度には完成する見込みであります。平成十八年度には既設の浮き桟橋を撤去する予定でございます。
  一方、平成十年十二月の県旅客船協会との協議におきまして、種子・屋久航路などが南埠頭に移転した後、喜界航路を北埠頭に移転する。これと並行して、残る二社について引き続き移転について協議するという合意がなされておりますことから、今後、引き続き、新港から北埠頭へ移転する場合の利用上の問題などにつきまして、関係者と協議を進めてまいりたいと考えております。
  本県の港湾施設につきましては、鹿児島県港湾管理条例に基づき、港湾機能の維持増進、利用者の利便性の確保などを図りますために、その適正な維持管理に努めているところでございます。
  鹿児島新港の野積み場に置かれておりますコンテナにつきましては、処分するために一時仮置きしているものもありますが、ほとんどは補修を行うなどして利用しているものであります。また、ちりなどの処理につきましては、港湾施設内で焼却することがないよう指導したところでございます。今後とも、随時巡回パトロールなどを行いまして、適正な使用について指導してまいりたいと考えております。
  鹿児島本港区の桜橋下には、平成十二年当時約十名のホームレスの方々が不法に占拠していたために、港湾の施設管理、安全管理上の観点から、退去するよう繰り返し指導していたところでございますが、鹿児島市の福祉事務所の指導により、生活保護を受給されることになりまして、ホームレスの方々が退去しましたことから、新たな不法占拠を防止するために鉄条網を設置したものでございます。
  今後とも、港湾管理に関しましては、必要に応じ、関係機関との連携を図りながら適切に対応してまいりたい考えております。
◯保健福祉部長(千村 浩君)
  国が平成十五年一月から二月にかけて行ったホームレスの実態に関する全国調査によりますと、本県において目視されたホームレスの数は合計八十人でございまして、場所別の人数は、都市公園が三十六人、河川が四人、道路が八人、駅舎が十四人、その他の施設十八人となっております。
  ホームレスに対する対応といたしましては、飢えや寒さによる行き倒れの人に対しましては、行旅病人及び行旅死亡人取扱法の適用による救済及び措置を、また生活苦のために急迫した状況にある人に対しましては、生活保護法の適用による救済を行っているところでございます。
  次に、県の中国帰国者等に対する援護業務につきましては、国の法定受託事務といたしまして、身元引受人のあっせんや日本語教育、生活・就労指導のほか、必要に応じ、自立支援通訳の派遣などを行っております。
◯山口 修君
  鹿児島港本港区あるいは新港区の現状につきまして御回答をいただきました。
  種子・屋久航路の高速船の発着所の整備が終わった後ということになりますけれども、奄美航路の利用者の方は長年、新しい待合所に入りたいという強い気持ちがあるわけですので、一日も早くそういう施設が活用できる北埠頭の新港、奄美大島航路になるようお願いしたいと思います。
  ホームレスの皆さんにつきましても、やはり大変なようでございます。好きこのんでなっているわけではございません。かつてサッポロビールをつくった村橋久成さんは、途中引退し、雲水になって全国を行脚したわけですけれども、最後は行旅病人といいますか、神戸市で行き倒れになって亡くなっております。
  その当時の記事では、新聞に行き倒れ人ということで広告が出て、村橋久成さんが亡くなったというのがわかったようですけれども、こういう時代、明治の時代に、ある面のホームレスの方をこのような取り扱いをされて広告を出したということを考えますと、私たちの時代、こういう開けた時代に、ある面ではもう少し、私どもも含めまして思いやりが足らんのではないかなというふうに思います。そういう部分もまた、精神的な自分自身の研さんもしながら、ホームレスの対策に取り組んでいく必要があるかなというふうに思います。
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※上記文書は県議会ホームページの会議録より抜粋いたしました。
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