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◯山口 修君
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次に、私立高等学校の生徒募集の停止についてお尋ねいたします。
鹿児島県の女子教育の草分け的存在であり、先駆的な役割を果たしてきたのは、学校法人志學館学園の鹿児島学藝高等学校、旧鹿児島実践女子高等学校と言われています。去る四月二十三日の地元新聞に「鹿児島学藝高等学校が平成十六年度より生徒募集を停止する」との新聞報道がなされ、多くの関係者が驚いたところでございます。所轄官庁であります鹿児島県学事文書課には、六月十六日付で募集の学則変更届出書が提出されています。その後、保護者会を中心に結成されました鹿児島学藝高等学校を存続させる会より鹿児島県議会に、鹿児島学藝高等学校存続のための陳情書、陳情四〇〇二号が提出され、第二回県議会定例会の文教商工観光労働委員会で審議を行い、継続審査になっていましたが、第三回県議会の定例会で陳情書が取り下げになった経過がございます。
鹿児島学藝高等学校を経営する学校法人志學館学園は、創始者であります満田ユイ先生が、堅実なる家庭婦人の育成を目標に明治四十年八月に女子手藝伝習所として開校され、創立九十六年の年輪を刻む伝統校であります。その後、志賀フジ先生が学校経営を引き継がれました。厳しい学校経営が続く中、志賀フジ先生を中心にされ、当時の理事会の献身的な頑張りで戦時中の学校焼失、そして戦後間もないルース台風による学校倒壊などたび重なる経営危機を乗り越えてこられたのは、皆さんがお認めするところであります。
昭和三十年代からは学藝高校の前身であります実践女子高等学校を経営の中核に据え、幼稚園の開設、女子短期大学の設置、女子大学の設置、進学校の中等部・高等部の設置など、幼稚園から大学まで一貫教育のできる学校法人として大きく成長したところでございます。このような志賀フジ先生の私学振興に対する御努力に対して、昭和三十七年七月には文部大臣より教育功労賞、三十七年十一月には鹿児島県知事より鹿児島県知事表彰、そして昭和四十八年四月には政府より勲三等瑞宝章、私学振興功労という数々の栄誉が贈られております。
一口に私立高校と言いますが、私立学校の現状を見ますと、官民協力の第三セクターの経営体と言えるようなのが現在の私学助成金であり、学藝高等学校は、平成十三年度には約二億円、平成十四年度には約一億六千万円の助成金を受けています。これまでの助成金の累計を考えますと、現在の私立学校は単なる私立ではなく、公立学校と言われてもよいような公的な助成によって、すなわち国民の税金を活用して学校経営が行われているわけでございます。
その鹿児島学藝高等学校を経営する学校法人が諸般の手続を経て募集停止を鹿児島県に届け出ましたが、現行制度の中では鹿児島県には何の指導権もないのが現在の私立学校法でございます。確かに現在は少子化によって生徒が減少し、学校経営の将来には大きな不安があることは私も否定はいたしません。保護者・生徒は、ことしの学藝高校の入学式の理事長の新入生歓迎のあいさつからして、理事会のとった手続が理解できずに今日に至っているわけでございます。これまでも理事会は、経営危機を乗り切ろうと、理事長を中心にされて在職の先生方の協力を得ながら希望退職を行うなど、学校経営のスリム化を行ってきたと聞くところであります。
第二回の県議会定例会の文教商工観光労働委員会で平成十四年度の学園全体の収支は黒字であったことが明らかにされています。このようなことから、鹿児島学藝高等学校の経営状況が危機的状況にあるとは考えられないのであります。今回の学則変更届は、言葉をかえれば民間会社の黒字倒産と言われても仕方がないところではないでしょうか。私立学校の設置・廃止の認可権限者は都道府県知事となっております。知事は、学校教育法の第四条に基づく設置・廃止に関する認可をするときは、私立学校審議会の意見を聞かなければならないとあります。
知事が私立学校審議会に、募集停止による学校廃止のときに諮問をし、私立学校審議会は知事に対して答申することになっております。しかし、そのときは残念ながら学藝高校には在校生は一人もいないわけであります。私立学校の募集停止に関する法体系の現行制度では、生徒・保護者の立場を何一つ尊重しておらず、不平等な法律であると言わざるを得ないというふうに思います。
理事会は、理事長を中心に学校経営に最大限の努力をされてきたと思いますが、理事会がこれまで実行された経営の方針は、志賀フジさんの積み重ねた御努力からすれば、まだまだ検討の余地はあるのではないかと考えるところでございます。多額の助成金を受けていた理事会が、生徒・保護者会への説明責任を満足に果たさず、生徒募集を停止するという学則変更届出では理解できないところでございます。
県は、日ごろから、高等学校教育につきましては、県立高校と私立高校の関係を「公私相携えて」という表現をされていらっしゃいます。今回の学則変更届は必然的に学校の廃止につながり、県内私立高校の今後の行く末を大きく左右する問題になること必至であります。私立学校の経営を総括する立場からのお考えを伺いたいわけでございます。よろしくお願いいたします。 |
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◯総務部長(境 勉君) |
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鹿児島学藝高等学校の募集停止につきましては、平成十五年六月十六日付で、学校法人志學館学園から県に対しまして、学校教育法施行令に基づきまして、生徒募集停止に伴う学則変更届出書が提出されたところでございます。
私立学校におきましては、それぞれの建学の精神に基づく独自の校風のもとに自主的に経営がなされているところでございまして、今回の募集停止につきましては、少子化等を踏まえまして、学園の方針として決定されたとお聞きいたしております。県といたしましては、今後は、残っている生徒が卒業するまで責任を持って対応していただくよう、学園に対しましてお願いをしているところでございます。 |
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◯山口 修君
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私立高等学校の募集停止についてでございますけれども、御答弁のとおりで何も反論する余地はございません。ただ、志學館学園理事会は、諸般の規則、手続にのっとって粛々と手続を進めましたが、保護者会を中心とする鹿児島学藝高等学校を存続させる会の皆さんとの意思の疎通といいますか、説明不足と申しますか、そういう部分がそごを来し、大きな不信感がまだ続いているのではないかなというふうに思います。裁判所に訴えることも辞さないという話も聞くところでございます。
そういうことで、これから少子化ということで公立高校の再編も進んでまいりますけれども、私立学校においても生徒の確保という大変厳しい部分が出てまいります。そういうことで、必要な助言活動をどしどしやっていただきたいというふうに思います。
それぞれ質問の全部にお答えいただきました。実は十一月十五日、十六日に開催されました奄美大島復帰五十周年式典には、私、諸般の約束事のために出席できませんでした。天皇陛下、皇后陛下には、それぞれ大変失礼をいたしましたというふうに思っています。
その理由は、実は全く同じ日に、約束に軽重はないと思いますけれども、九州青年の船の船出三十周年の同窓会がありまして、こちらの約束を早くしたものですから、実は天皇陛下、皇后陛下が見えられるのでお断りするということは私の性格に合わないということで、青年の船の総会に出席いたしました。
実は、第一回生は昭和四十八年一月二十六日、日本丸で宮崎県の細島港を出向し、十六日間の日程で九州各県の二十歳から二十五歳の青年たち、三百八十八名が船内で共同生活を行いながら夢を語り、ふるさとを語り、そしてあすの日本、あすの鹿児島を語り合いながら、当時では珍しいといいますか、香港、フィリピン、沖縄を回って帰国した事業でございます。自来三十年になりますけれども、現在は、ヤングネットワーク・ウイング九州という飛行機で行く事業に変わりまして継続されております。
青年の船から累計しますと延べ九千六百三十五名の青年団員が勉強に行っておりますし、随行しました役職員まで入れますと、総計一万一千七百十五名の皆様がこの研修に参加をしており、現在もそれぞれの立場で地域の発展に頑張っているところでございます。
実は本会議場の山口修、私と鶴薗真佐彦議員がOBでございます。このように、九州各県が一つになって青年育成事業を行い、三十年も継続しているということは大変にすばらしい事業だと思います。各県ともども財政事業は厳しいようでございますけれども、ぜひこのすばらしい事業、あすを担う、鹿児島を担う青年の皆さんが元気の出る事業をぜひ継続していただくようお願い申し上げます。
続きまして、須賀知事におかれましては、今期で御勇退の発言をなされました。二十一世紀新かごしま総合計画の第二期実施計画の総仕上げなど、残された課題もございますが、残された期間、知事の豊かな経験を遺憾なく発揮されて、知事、執行部と県議会、そして県民が一丸となって真の意味の二十一世紀の道しるべとなる二十一世紀新かごしま総合計画の第二期実施計画の策定に全力を挙げていただき、揺るぎない意義のある鹿児島の創造のために英知を結集していただきたいと考えます。
無事これ名馬というふうに申します。須賀知事は焼酎もたくさん召し上がれますし、たばこもヘビースモーカーの部類に入ると思います。どちらかと言えば、不健康この上ないような生活をしてきたというふうに思えてなりません。七十九歳、来年の八十歳まで現役で県庁在職五十七年を過ごすことができるのは、御自身の御努力もありましょうけれども、何といっても奥様の内助の功あってだろうというふうに思います。壇上高いところですが、奥様に心から御苦労さまでしたと申し上げて、私の質問を終わります。
ありがとうございました。 |
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