 |
◯山口 修君
|
 |
 |
災害対策についてお尋ねいたします。
平成五年の八・六水害から十年目を迎え、改めましてお亡くなりになりました皆様方の御冥福をお祈りする次第でございます。人間の記憶は時間の経過とともに薄れてくるものでございます。そのようなときに時宣にかなった格好で「平成五年、鹿児島豪雨災害あれから十年」というタイトルで「県政かわら版」の六月号が発行されました。死者行方不明者百二十一名、被害総額三千二億円、住家全壊七百三十棟、住家半壊千八十七棟、大変な災害であったことを改めて認識した次第でございます。自分の仕事で被災地を巡回しましたが、悲惨な被害状況から、いつになったら復興できるのかと思うほど大変な災害、被害だったことを思い出しているところでございます。国道三号を濁流が走り、天文館、西駅周辺まで浸水する、あのような大惨事になるとはだれも信じがたかったんではないでしょうか。さらには竜ケ水のあの土石流、土砂崩れはよくテレビでも放映されますけれども、まさかというふうに思います。どれもこれも多くの県民のだれもが予想だにしなかったことだったと思います。
十年前を思い起こしますと、ちょうどこの梅雨のときから長雨がしとしとしとと続いて、八月に飽和状態になって流れ出したというふうに思います。ことしは何となくそういう状況に似通ったところがあるんじゃないかなというふうに思っております。この豪雨で反省されたことは、鹿児島市への大動脈であります、生命線である国道三号、国道十号、そして高速道路、さらには伊作峠、川辺峠、あらゆる鹿児島市に通ずる幹線道路が寸断され、鹿児島市は全くの孤立状態になってしまいました。その経験から、鹿児島空港へのアクセス道路を強化しようということで、道路改良が始まったのが外環状道路、県道伊集院蒲生溝辺線の強化策でございました。平成七年第四回の定例会でその早期改良をただしたところ、本線につきましては重点投資推進枠の路線に指定して整備に取り組むということでございました。さらに平成十年第二回定例会では、県道小山田谷山線につきまして、災害に強い道づくりとして道路改良計画を強く求めたところでございます。その後の両路線の改良工事の進捗状況、さらに今後の計画についてお尋ねいたします。
続いて平成十年第二回の定例会でただしました県道桜島港黒神線の改良工事についてであります。一つには桜島爆発時の救難道路としての改良促進、二つには桜島港から桜島口を経由する桜島一周の観光道路としての改良促進を要請したところでございますが、その後の進捗状況についてお答えをいただきたいというふうに思います。 |
 |
 |
◯土木部長(加藤憲一君)
|
 |
 |
県道伊集院蒲生溝辺線及び小山田谷山線につきましては、平成五年の豪雨災害を機に、鹿児島市と鹿児島空港を結ぶ区間につきまして、災害に強い道路づくりの観点から、重点的に整備を進めているところであります。このうち伊集院蒲生溝辺線につきましては、九州縦貫自動車道や国道十号の代替道路として整備を進めておりまして、本年五月には郡山町の東俣バイパスを供用し、現在郡山町湯屋地区や姶良町山田地区など四地区で整備を進めているところであります。また小山田谷山線につきましては、国道三号の代替道路として鹿児島市小山田から松元町仁田尾までのバイパスの整備を進めております。県といたしましては、厳しい財政環境ではありますが、今後とも整備推進に努めてまいりたいと考えております。
次に、県道桜島港黒神線につきましては、現在鹿児島市浦之前地区及び塩屋ケ元地区におきまして整備を進めております。このうち塩屋ケ元地区につきましては、平成十五年度の供用を予定しているところであります。また未整備区間になっております桜島町西道地区及び藤野地区につきましては、概略ルートの検討を行っているところであります。県といたしましては事業中箇所の早期完成に努めますとともに、残された未整備区間につきましても、できるだけ早く事業に着手できるよう努めてまいりたいと考えております。 |
 |
 |
◯山口 修君
|
 |
 |
桜島の一周道路の件ですが、昨年五月、五十四歳のときに体力試験で桜島一周三十六キロ挑戦をいたしました。七時間十八分で踏破いたしました。そのときに、特に高免、黒神地区の狭隘な道路、さらには鹿児島市の東桜島支所あるいは東桜島小学校周辺の道路がまだまだ改良されていないということを、まさに身をもって体験をいたしました。土木部におかれましては、より一層この災害対策救難道路、あるいは観光道路として位置づけの高い桜島の一周道路の改善、改良に御努力を希望いたします。よろしくお願いします。
|
 |
|