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◯山口 修君
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おはようございます。
平成十年の十二月議会以来、実に四年半ぶりにこの壇上に立つことがかない、感無量の何物でもございません。今回の戦いも大変に厳しい戦いでしたが、地元の皆さんや職場の仲間、これまでともに汗を流していただいた皆様の心からの御支援でどうにか二期目の当選を勝ち得ることができました。九千二百二十二票の魂のこもった一票を投じていただきました皆様のおかげでございます。この感謝の気持ちを忘れることなく議員各位の、そして知事を初めとします執行部、さらには県庁各職場の職員の皆さんとともに、切磋琢磨を重ねながら一生懸命県民生活の向上と県勢発展のために身を粉にして努めてまいりますので、より一層の叱咤激励をお願いするものでございます。よろしくお願いします。
さて、一般質問もきょうで四日目、最終日となりました。さきに質問のありました代表質問、そして一般質問と既に延べ十四名の質疑が交わされたところでございます。質問通告には重複する部分もございますが、執行部の適切な答弁を期待するものでございます。
前置きが長くなりましたが、質問通告書に従い順次質問を行ってまいります。
まずは須賀県政のいまについてでございます。
知事は就任以来八年目、二期目の仕上げの年を迎えられました。平成十二年知事就任の公約としまして、五つの基本政策を掲げられましたところでございます。一つは、「どの地域に住んでいても、健やかで安心して暮らせる県民生活の実現」、二つには、「活力ある産業の振興と魅力ある働く場の確保」、三つには、「広域的な交通・情報・交流ネットワークの整備」、そして四つ目に、「環境にやさしく人と自然が共生するかごしまづくり」、五つに、「新しいかごしまを築く創造性豊かな人材の育成」、この五つの政策を基本にされまして、バブル経済破綻から低迷する経済情勢の中を船出されました。
国内経済の低迷はその後も長い影を引きずったまま、景気はなべ底を突き抜けたようににっちもさっちもいかないデフレの進行によりまして、いまだ暗いトンネルから抜け出せずにいます。我が鹿児島県、これもまたまともにその影響を受けており、若者の就職難、中高年のリストラ、ホームレスの増大、不況の真っただ中にございます。特異なことは我が国の経済戦争の最大のライバルに成長しました中国の躍進であります。日本の主だった企業が中国に生産の設備を移転し、安い人件費、安い土地代など、日本とは比較にならない低コストで生産を続け、その製品が衣料品を中心に輸入されていましたが、最近では電化製品までもが輸入されるようになっております。これらの輸入拡大は日本の製造業を凌駕する勢いとなっており、このことは農産物にも同様のことが言えるわけでございます。まさに産業の空洞化が現実となってあらわれてきているところであります。
このようなことから、経営立て直し策として労働者のリストラは日常化し、若者の就職難は当たり前になっております。本年の四月全国の失業率は五・四%、失業者三百八十五万、三月より十万人もふえております。国民生活白書によりますと、二〇〇一年にはフリーターは四百十七万に急増、失業者と合計しますと約八百万人の人々がフルタイムの正規の仕事を求めていることになります。鹿児島県の有効求人倍率〇・四二であります。これも一向に回復の兆しが見えてまいりません。この長引く県内不況によって県税収入は当初予想を大きく下回り、このままでは平成十八年度に財政再建団体に転落するとして、既存の財政改革プログラムを聖域なき改革と位置づけて見直しを行うと発表されたところでございます。
そこで知事にお尋ねいたしますが、このように厳しい背景を抱えつつでありましたが、県民に公約されました五つの基本政策は、この十三年度から十五年度を第一期とする二十一世紀新かごしま総合計画にどのように盛り込まれ、生かされたかをお尋ねいたします。
二つ目には、特に知事が就任当時から県民と響き合う県政を目指し、実施してまいりました知事と語るふるさと座談会の開催状況と、県民から出された要望は何だったのか、またそれをどのように県政に生かされてこられたかお尋ねいたします。
次に、御案内のように六月は環境月間でございました。ノーネクタイ軽装運動を推進する立場から、石垣島で開催されました九州地方知事会の御感想をお伺いいたします。私は地球に優しい生活を実現し、省エネルギーを推進する立場から、県議会にノーネクタイで参加をと訴えたところでございます。しかし残念ながら時期尚早と申しますか、実現に至りませんでした。県庁舎の冷房は六月十五日から九月三十日の間使用されますが、設定温度を一度高くして運転しますと、この三カ月半の夏季の期間で約四百万円の節約ができるという話を聞きました。石垣島の知事会の模様はテレビに放映されたところでございますが、そこにはノーネクタイで会議に出席されました各県知事の姿がありました。知事会ということを考えますとき、一種の驚きをもってテレビを見たわけであります。石垣といえば沖縄本島のさらに南に位置し、その暑さは生半可なことではないでしょう。このノーネクタイの要請は稲嶺沖縄県知事の提案だったんでしょうか。いつもの会議と違うリラックスした雰囲気で、いつもより会議の進行もスムーズにいったのではと思うのであります。背広、ネクタイでなくポロシャツの軽装で参加されました須賀知事に、そのノーネクタイの御感想をお尋ねいたします。
それから、これから猛暑が続く南国鹿児島でございます。地球温暖化対策の一環としてきちっとネクタイを締めて働く県庁職員の皆様にも、心身ともにさわやかにして、リラックスして仕事に取り組める県職員ノーネクタイ軽装運動を奨励され、本格的な環境運動を展開することも大事だと考えますが、いかがでしょうか。あわせてお聞かせください。 |
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◯知事(須賀龍郎君)
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平成十二年七月に再び県政を担当させていただきました際に、私は県政を推進するに当たりまして、「どの地域に住んでいても、健やかで安心して暮らせる県民生活の実現」など、五つの基本政策を申し上げてきたところであります。この五つの基本政策は、平成十三年一月に策定いたしました「二十一世紀新かごしま総合計画」の中におきまして位置づけをし、これに基づきます第一期実施計画に盛り込まれました各般の施策、事業を積極的に展開してきたところであります。
具体的に申し上げますと、九州新幹線鹿児島ルートのフル規格化によります整備促進、東九州自動車道並びに南九州西回り自動車道の一部供用開始など、高速交通体系の整備を初め、全国育樹祭の開催やかごしまの“食”推進機構の設立のほか、奄美パークや上野原縄文の森、農業大学校、県民交流センターのオープン、北薩広域公園の一部開園、さらにはマリンポートかごしまの整備や、鹿児島・上海定期航空路線の開設など、県政は着実に進展してきているものと考えております。今後とも厳しい財政環境の中ではございますが、二十一世紀新かごしま総合計画の効果的かつ効率的な推進を図りまして、二十一世紀の新しい鹿児島づくりを目指しまして、さらに全力を傾注してまいりたいと考えております。
次は知事と語るふるさと座談会でありますが、知事と語るふるさと座談会につきましては、平成八年の徳之島地域での開催を皮切りといたしまして、これまで県内で十地域で開催をしてきております。また近く沖永良部、与論地域で開催をする予定にいたしております。座談会では農業を初め産業振興のあり方や地域活性化の方策、あるいは住民生活の改善向上の問題など、地域の抱えておりますさまざまな課題等につきまして、住民の方々と率直な意見交換を行い、出されました御意見、御要望のうち県政に反映できるものは速やかな実現に努めてきているところであります。
施策に反映されました主な事例を申し上げますと、離島における保健師確保の要望については、県事業によります支援により配置が実現した例や、枕崎漁港の開港指定の要望につきましても、その実現が図られたところであります。またあるいはごみ焼却灰の溶融スラブの利活用の要望につきましても、道路用資材としての活用を現在検討しているところでありまして、このような幾つかの例もございます。今後ともできるだけ日程の調整を行いまして座談会の開催に努めますとともに、住民の方々の御意見、御要望等が県政に反映されますよう、知事へのたよりなども活用しながらさらに努めてまいりたいと考えております。
次は知事会議の問題でありますが、六月に沖縄県で開催されました九州地方知事会は、梅雨時でもありましたし、また大変蒸し暑い時期でありましたために、軽装での出席ということで開催されたところであります。軽装の会議ということもございまして、くつろいだ雰囲気の中で、これまでのような一人一人のワンテーブルではなく、一つのテーブルを囲んで率直な意見交換ができたのではないかと私は考えております。
次に、県庁における省エネルギーの推進につきましては、平成十年十二月に県庁環境保全率先実行計画を策定いたしまして、すべての県の機関におきまして、環境保全に向けた積極的な取り組みを行っているところであります。この中で夏の冷房温度は摂氏二十八度に調整することといたしております。職員のネクタイの着用につきましては、七、八月の暑い時期にはかなりの職員が既にノーネクタイで執務をしている状況でありますが、服装につきましては職種や職場にふさわしく、また県職員としての身だしなみを保ちつつ職員の自主性にゆだねていく方がよろしいのではないかと私は考えております。 |
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◯山口 修君
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知事におかれましては二期目、八年目の最後の第四コーナーを回ってホームストレッチという時期に入ってこられております。掲げられました各種の公約、基本政策が確実にゴールインできるように精いっぱい頑張っていただきたいというふうに思います。
それから、ノーネクタイ、環境問題につきましては、答弁されたとおりでございますけれども、各地域におきましては、大々的なキャンペーンを行いながら県民、各府県の皆さんに協力要請している中部ブロック、あるいは関西ブロックの取り組みもございますので、来年度の県の政策の中に他県の状況等も参考にされながら、さらに環境活動が前進できるように御協力といいますか、政策の実現に努力してもらいたいというふうに思います。
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